21年改正建築設計標準でも推奨! 施設のトイレ環境を向上させるCombiのチェンジングボード
トイレの中でこのような折りたたみ式のボードを見かけ、何に使うのだろうと思った方もいるのではないでしょうか。こちらはチェンジングボードやフィッティングボートと呼ばれる折りたたみ式の着替え台です。主に着替えや幼児のおむつ交換に使用します。
今回はボードの様々な用途と壁床どちらでも固定できるようになったCombi チェンジングボードCB14のご紹介、建築設計標準の解説をします。
CombiチェンジングボードCB14
子どもから大人まで幅広く使えて便利な着替え台です。
品番 |
製品 |
製品寸法(mm |
価格 |
CB14 |
Combi チェンジングボードCB14 |
[閉時]W472×D75×H450 |
¥87,000(+税) (送料、取付工事費別) |
チェンジングボードCB14は旧製品と何が変わった?
・壁施工が可能になった!
床への施工のみだったCB13から進化し、壁への施工にも対応しました。
床の素材を気にせず設置ができるようになりました。
・床面木下地でも施工可能になった!
クリニックや保育園などからの木床に施工したいというお声を受けて、
木下地の床面にも施工ができるようになりました。
詳しい施工の方法は施工説明書をご確認ください。
チェンジングボードの使い道
チェンジングボードはさまざまな場面で活用できます。
たっちでのおむつ替え
パンツタイプのおむつを替える時に便利です。お子さまを立たせたまま作業が出来るので効率よくおむつ替えが出来ます。
着替え
ストッキングの履きかえや着替えに便利です。
チェンジングボードがあることでコンビニのストッキングの売上が上がるなど、購買のきっかけになったことも。
荷物置き
荷物掛けにかけられない大きな荷物なども床に置かずに用が足せます。
設置に必要な寸法
着替え台を開いたままのとき、トイレ個室の扉と接触しないように配慮して設置してください。またお子さまのおむつ交換時に保護者がしゃがんで作業するスペースが必要です。
建築設計標準におけるチェンジングボードの記載
21年改正の建築設計標準では、オストメイト対応、乳幼児対応の便房に着替え台を設置することが望ましいと記載しています。
乳幼児対応トイレ
2.7 便所・洗面所(4)乳幼児用設備を有する便房 ③ 部品、設備等 留意点:乳幼児用おむつ交換台
乳幼児用おむつ交換台は乳幼児を寝かせた状態でのおむつ交換に適しており、転落等の可能性のある幼児の立位姿勢でのおむつ交換、排泄前後の着脱衣には、着替え台が適している。
おむつ交換台は高さがあるため、その上に立たせてのおむつ替えは落下の危険があります。パンツタイプのおむつ替えのために着替え台が必要です。
オストメイトトイレ
2.7 便所・洗面所(3)オストメイト用設備を有する便房 ③ 部品・設備等 イ.手荷物置き台、フック
ストーマ装具の装着のための衣類の脱着、着替え等に配慮し、汚物流しの近くに着替え台を設けることが望ましい。
作業中に万が一衣服を汚してしまった時にも、着替え台があればズボンの履き替えが楽に行えます。
【オストメイト設備の近くに設置されている事例】
参考事例:道の駅やまがた蔵王 さま(写真をクリックすると事例に飛びます)
まとめ
トイレにあるこのボード何に使うの?という疑問が解消されたらうれしいです。
幼児から大人まで使える着替え台兼荷物台なので、男女ともにあると便利な設備です。
女性トイレだけでなく男性トイレ、多機能トイレの設計の際にもぜひ導入をご検討ください。