トイレがより快適に『ベビーキープ』進化の歴史
1990年にコンビウィズ株式会社の前身であるコンビ㈱にてBCS事業部が発足。35年目を迎えました。同年にトイレで赤ちゃんを座らせるいす『ベビーキープ』が誕生。今では国語辞典に掲載されるほど認知度も普及率も向上しました。
今回はベビーキープの進化の様子をご紹介します。
ベビーキープの種類
現行のベビーキープは固定タイプ、折りたたみタイプ、壁付けタイプの3タイプがあります。
・固定タイプ
ガード部が固定されたタイプで、赤ちゃんの乗せ降ろしがワンステップで行えます。
・折り畳みタイプ
ガードが折り畳めるタイプで、狭い空間でも設置可能なため既存の個室にも追加設置がしやすいです。
・壁固定タイプ
脚のない壁固定タイプです。床掃除がしやすく、湿式の掃除を行うトイレでも脚部に水がかからないので安心です。
国内メーカーのベビーキープ現行品(2024年5月現在) を比較した記事はこちら
ベビーキープ年表
1990年 初代ベビーキープ誕生!
・ベビーキープ
カラー:パステルアイボリー/パステルピンク
W390×D375×D861
赤ちゃんと一緒でもトイレがしやすくなり、赤ちゃん連れでの外出環境が向上しました。
コーナー設置専用。
ボタンを押すとガードが開きます。
1995年 折り畳みタイプ登場
・ベビーキープ・EX
カラー:ホワイトグレー
[閉時] W297×D187×H958 [開時] W297×D330×H922
折り畳み時の厚み190㎜。狭いトイレでも設置できるようになりました。
コーナー設置専用の固定タイプと違い平面にも設置可能に。
1997年 座りごこちを改善
・コンビキープDX
カラー:パステルアイボリー/ライトグレー
[閉時] W374×D312×H872 [開時] W374×D367×H872
座面に発砲ウレタンを使用。座り心地の良さが向上しました。
・ベビーキープ・E
カラー:パステルアイボリー
[閉時] W297×D187×w958 [開時]W297×D330×H958
安全性向上のため形状変更。
2000年 カラーリングに変化が
・コンビキープDX-R1
カラー:パステルアイボリー/ホワイトピンク
[閉時] W374×D335×H872 [開時] W374×D367×H872
ガード部が周りとなじみやすい落ち着いたカラーリングに。
2001年 壁付けタイプ登場
・ベビーキープ・E-WA
カラー:パステルアイボリー
[閉時] W308×D180×H490 [開時] W308×D331×H437
・ベビーキープ・E-FL
カラー:パステルアイボリー
[閉時] W308×D180×H1015 [開時] W308×D331×H961
脚部のない壁付けタイプが登場。折り畳み時の厚みが190㎜から180㎜に。
2006年 平面設置可能な固定タイプが登場
・ベビーキープ・フィットFL
カラー:ホワイト
W315×D280×H1150
コーナー取り付け専用だったガード固定タイプが平面設置できるように。
・ベビーキープ・スリムFL
カラー:ホワイト
[閉時]W286×D98×H1150 [開時]W286×D280×H1150
・ベビーキープ・スリムAW
カラー:ホワイト
[閉時]W286×D98×H676 [開時]W286×D280×H676
背クッションを採用。収納時の厚みはわずか98mmに。
・コンビキープDX-RK1
カラー:ホワイト
[閉時] W374×D335×H872 [開時] W374×D367×H872
上記シリーズに合わせてカラーリングを変更。
2010年 現行品(※2023.1月現在)
・ベビーキープ・フィットF72
カラー:クリアホワイト
W315×D280×H1150
当社旧製品(ベビーキープ類全般)と床アンカー位置が同じなので差し替えが可能(平面設置の場合)
・ベビーキープ・スリムF62
カラー:クリアホワイト
[閉時]W286×D98×H1150 [開時]W286×D280×H1150
当社旧製品「ベビーキープE-FL」と床アンカー位置が同じなので差し替えが可能(平面設置の場合)
・ベビーキープ・スリムW62
カラー:クリアホワイト
[閉時]W286×D98×H676 [開時]W286×D280×H676
便器などの衛生陶器に合わせやすいクリアホワイトカラーに変更。
2023年 車いす使用者対応製品が登場
赤ちゃん連れの車椅子ユーザーのかたがベビーキープを利用するには、高さが合わないため赤ちゃんの乗せ降ろしが難しいです。
そこで車椅子で赤ちゃんの乗せ降ろしがしやすい座面高さ450㎜設定のベビーキープを発売。 2023年キッズデザインを受賞しました。
・ベビーキープ・スリムW62K車いす対応
カラー:クリアホワイト
[閉時]W286×D98×H676 [開時]W286×D280×H676
まとめ
歴代ベビーキープを調べてみると、機能の向上だけでなく周りの状況に合わせカラーを変更するなど細かなこだわりが見られました。
ベビーキープの登場・普及率の向上により赤ちゃん連れで外出する際のハードルは少しずつ低くなってきました。最近では男性用のトイレへの設置も進んできています。
そして、車いす使用者対応製品の登場によって赤ちゃん連れの車椅子ユーザーのかたも当たり前にベビーキープやおむつ交換台を利用できる社会になることが期待されます。
これからも「だれもが使いやすいパブリックトイレ」を目指して製品開発、設置拡大を目指していきます。
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